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【介護】要介護5と6つの視点


介護5の妻が帰還 2024/08/23

 はじめに

在宅介護というものは、やってみて初めて分かる世界です。制度の説明書にも、専門家の講義にも書かれていないことが、毎日の生活の中で次々と立ち上がってきます。私も、妻の介護を通して、「これは単なる家事や世話ではなく、ひとつの“生活の再構築”なのだ」と気づかされました。

 在宅介護は、医学だけでも、気力だけでも回りません。家のつくり、家計のやりくり、家族の関係、そして介護者自身の心の持ちよう。それらが絡み合いながら、ようやく一日が形になっていきます。

 このブログでは、私が実際に経験してきた在宅介護の“骨組み”をまとめています。立派な理論ではありませんが、現場で身体を使ってきた者として、「これだけは押さえておくと道が開ける」という六つの視点を整理しました。

 2度の脳動脈瘤破裂によるICUでの3ヶ月に及ぶ治療。回復病棟での5ヶ月の臥床生活。更に、5ヶ月という長期の老健入所。妻は、結果として手足を動かせない、普通食も無理、ベッド排泄が基本という完全寝たきりで我が家へ帰って来ました。本稿は、そんな妻の在宅介護610日の総括です。


1.設計

 在宅介護は、行き当たりばったりでは回らない。あらかじめ全体の流れを組み立て、「次に何を目指すのか」を見通しておくことが大切になる。

リハビリ病棟の段階

 次のステップを見据え、自主リハが許される老健を選ぶことが重要だった。

老健での準備

 在宅に戻った時に必要となる力を意識し、腕の引っ張りっこを自主リハの中心に据えた。これは、立位保持や移乗の基礎になる。

在宅開始時に整えたこと

 在宅生活を始める時点で、次の5つを柱にした。
  1. ソフト食から普通食へ
  2. ベッド排泄からトイレ排泄へ
  3. 車椅子移動から掴まり歩行へ
  4. トイレ排泄時の「ついでリハビリ」の導入
  5. 第二次訓練期の設定(内容は後から決めればよい)
PDCAの習慣

 在宅介護は、毎日の小さな改善の積み重ね。PC(AI)を活用し、設計→ 実践→ 振り返り → 改善の流れを回すことで、設計したプランが現実になっていく。

2.調理

 介護の時間を確保するためには、調理の効率化が欠かせない。調理に追われると、心身ともに疲れが溜まり、介護そのものが苦しくなる。

 マルチフライヤーの使い方や献立の工夫など、AIに相談すれば負担は大きく減る。AIは、在宅介護の“もう一人のスタッフ”だと思っている。

3.家計運営

 家計の不安は、介護のストレスと結びつくと心を追い詰める原因になる。

固定費の見直し

 通信費は6千円以下へ。携帯のサービスを整理すれば、月880円も可能。

電気代の削減

 室温変化の原因を断つことで、1万円以上の節約につながった。

高額出費の代替

 犬の療養食と一般フードを半々にするなど、工夫次第で負担は軽くなる。家計の安定は、介護の安定につながる。

4.組織

 家族を「手伝い要員」として見るのではなく、小さな組織として機能させることが大切だと感じている。
  • 役割を明確にし、
  • 情報を共有し、
  • 同じ方向を向く。
 これだけで、介護の負担は大きく変わる。

5.リフォーム(動線の見直し)

 在宅介護は、動線がすべてと言ってもいい。動線が悪いと、どれだけ努力しても成果が出にくい。手すりの位置、家具の配置、移動のしやすさ、トイレまでの距離。これらを一つずつ整えることで、介護は驚くほど楽になる。

6.心構え

 最後にものを言うのは、介護する側・される側の“心の力”だと思う。
  • 小さな成功を喜ぶ
  • 無理をしない
  • できない日は責めない
  • 生活の中にリハビリを溶け込ませる
 在宅介護は、お互いの尊厳を守りながら続けていく営みだ。

結び

 本稿では、ソフト食から普通食へ移行するコツ、《ついでリハビリ》の組み込み方と実践要領、リフォーム(動線見直し)の最適解などについては触れていません。それらは、6つの視点の実践例として紹介する予定です。


*** 執筆協力 Copilot ***

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